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東芝ショックは初心に立ち戻る機会かもしれない。

晴樹です、東芝株への証券アナリストの投資判断は、27日の直前まで13人中9人が強気の評価。
株価はアナリストの1株利益予想の平均値が切り上げるにつれ上昇し、年初から2倍近くになっていた。
大株主データには有力投資家の名が並ぶ。
実質的な筆頭株主とみら れる米キャピタル・リサーチは徹底的な企業分析と成長株投資に定評のある運用会社だ。
11月30日時点の大量保有報告を出したばかり。
個別銘柄についてコメントはできないと口を閉ざす。
そもそも東芝は長期投資の対象として適切だったのか。
東証から特設注意市場銘柄に指定され、内部管理体制の不備が指摘されていた。
原発事業のリスクや脆弱な財務体質なども周知の事実だ。
国内運用会社のファンドマネジャーは11月の社内会議を振り返る。
会計不祥事後に保有ゼロにしていた東芝株の扱いが議題になった。
一部の運用者が突然、半導体需要の伸びが期待できると投資再開を提案してきたという。
当時はトランプ相場真っ盛りで、訳ありの出遅れ銘柄が一斉に買い戻されていた。
有 望銘柄に選別投資するアクティブファンドの運用者は、持たない銘柄ばかりが上がる苦しい展開に陥った。
市場平均に負けないよう東芝にひかれる気持ちも分かると別のファンドマネジャーは話す。
日経平均株価は依然、5年連続上昇を視野に入れる。
米大統領選などの雑音に一喜一憂せず、有望株に愚直に投資すれば、それなりの成績が出た年だった。
米RMBキャピタルの細水政和・日本株式投資部長は自戒を込めつつ、波乱の16年相場を振り返る。
負の面を無視するいいとこ取り相場に浮かれ、投資家はリスクを取り過ぎていなかったか。
東芝ショックは初心に立ち戻る機会かもしれない。